抗がん剤「BET阻害薬」副作用を予測する

「エピジェネティック」という仕組みを邪魔する抗がん剤に期待が高まっている。その薬はBET阻害薬と呼ばれる薬だ。多くの会社で薬剤が開発され、白血病をはじめとしてさまざまながんに対する薬剤として治験段階にある。今回紹介する研究は、その副作用を予想するポイントを示してくれるという意味で重要な研究だと思う。

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大腸カメラ(大腸内視鏡検査)でポリープ発見-大腸癌リスクを減らす

大腸がんの検診を受けてみると、ポリープが見つかった。ちょっと心配にもなりそうだが、実際にはポリープを多く見つけてもらった人は大腸がんのリスクは低くなると分かった。多く見つけてもらうのが大切であるようだ。オランダ、エラスムスMCの健康科学研究所を中心とした研究グループが、有力医学誌ジャマ(JAMA)誌で2015年6月16日に報告した。

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大腸癌の転移に「パニツムマブ」が効果

遺伝子「KRAS」が野生型である転移のある大腸がんの治療のため、従来の薬物療法に新規の薬剤を追加したところ、がん進行のない生存期間が延ばせるという結果が出ている。延長期間が最も長くなった人から短かった人までを並べたときの真ん中の人の延長期間、つまり中央値でおよそ1。4カ月の延長効果。転移のある大腸がんの治療はいまだ難しいが、前進とは言えそうだ。フランスの腫瘍内科系を中心とした国際共同の研究グループが、欧州腫瘍内科学会が発行するアナルズ・オブ・オンコロジー誌2014年7月号で報告したものだ。

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糖尿病だとがんの死亡率が高くなるのか?

糖尿病になっていると、がんになった場合に、糖尿病ではない患者に比べて死亡率が非常に高いことが知られている。その理由の一端は、薬の飲み方にあるのかもしれない。オランダの研究グループが、糖尿病に関する専門誌ダイアベトロジア誌のオンライン版で 2015年2月1日に報告した。

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ほくろのがん悪性黒色腫(メラノーマ)に新薬登場か

「ほくろのがん」とも言われる悪性黒色腫(メラノーマ)は厄介ながんの代表。最近、「BRAF阻害薬」「MEK阻害薬」という分子標的薬に加えて、「免疫療法」を組み合わせる3種類の薬が登場、世界的に徐々に利用可能になってきている。治療効果についても証明されており、副作用も軽くなっていると分かった。日本でも発売に向けた動きがあり、注目される。

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