がんになった人の遺伝情報を全て調べて、その情報に基づいて最適な治療法を選ぶ「オーダーメード医療」。現実には、実行する上で難しい点も多いようだ。
オーストラリアのシドニー大学を中心とする研究グループが遺伝子の利用の運用について検証。課題を提示している。
がんになった人の遺伝情報を全て調べて、その情報に基づいて最適な治療法を選ぶ「オーダーメード医療」。現実には、実行する上で難しい点も多いようだ。
オーストラリアのシドニー大学を中心とする研究グループが遺伝子の利用の運用について検証。課題を提示している。
ほくろのがんとも言われる「悪性黒色腫」が、死亡につながるほど悪性度を高めるきっかけがこのたび確認された。
運動で一部のがんが抑制されるメカニズムが明らかになった。運動と関連していることが知られているホルモン「アイリシン(irisin)」ががんを抑制すると見られる。
悪性黒色腫(メラノーマ)の治療で今、新しいタイプの免疫療法薬について、有効性の検証が進んでいる。2本の腕で、がん細胞と免疫細胞を引き合わせる、画期的な薬。名前を、「IMCgp100」と言う。
カフェインを取る量が増えると、ほくろのがんと言われる悪性黒色腫(メラノーマ)のリスクが下がるという研究結果が発表された。コーヒーでもカフェインが入っているならば効果があると伝えている。
治療歴のない転移性黒色腫の場合、「ニボルマブ(一般名、商品名はオプジーボ)」のみ、または「ニボルマブ」と「イピリムマブ(一般名)」を組み合わせて治療を行うと転移のない生存が長いことが分かった。
英ロイヤル・マースデン病院のジェームス・ラーキン氏らの研究グループが、有力医学誌ニュー・イングランド・ジャーナル・オブ・メディシン誌において2015年5月31日に報告している。
がんに対する治療法が日々進歩している中で、慢性リンパ性白血病(CLL)は、いまだに難病だ。今回、新しい抗がん剤候補「FK866」が、さまざまなタイプの慢性リンパ性白血病の細胞を自殺に追い込む効果があると判明した。
がん細胞と言うと、どんな条件でも増え続けるように思うが、試験管内でがん細胞を増殖させることはそう簡単ではない。
体に必要な栄養素である「糖」や「酢」が、がんの悪性度を高めている可能性があるようだ。悪性脳腫瘍「神経膠芽腫(しんけいこうがしゅ)」で見つかったもので、がん細胞が分子標的薬により殺されない仕組みにも関係していると報告されている。これまでの治療がむしろ悪影響を及ぼしている部分も見えており、注意が必要になるようだ。
悪性度の低い前立腺がんでは、手術をはじめとした治療をせずに、様子を見る方法が一般的になりつつあるのかもしれない。米国ジョンズ・ホプキンス大学医学部の研究グループが、米国臨床腫瘍学会(ASCO)が発行する有力がん専門誌であるジャーナル・オブ・クリニカル・オンコロジー誌のオンライン版で2015年8月31日に報告した。