大腸癌「全粒パン」で7割減

大腸がんは、食べ物の取り方で発症のリスクが大きく変わってくるようだ。ヨルダンの研究グループが、がん領域の国際誌であるヨーロピアン・ジャーナル・オブ・キャンサー・リサーチ誌オンライン版2014年11月20日号で報告した。

穀物が多い人は約3倍

研究グループは、ヨルダン人を対象に、食物摂取頻度調査表(FFQ)を使用し、摂取する食物の種類と大腸がん発症との関連を調査した。結果、穀類を多く摂取すると大腸がんの発症リスクが2.92倍高くなり、野菜では1.66倍、肉・豆類は1.43倍高くなることが分かった。また、精白パンの消費が増えると、大腸がんの発症リスクが3.13倍高くなった。週単位での摂取の最も多い群と少ない群を比較すると、鶏肉の消費頻度が最も多い群は、少ない群に比べ、大腸がんの発症リスクが2.52倍高くなった。一方、全粒パンは大腸がんの発症リスクを下げ、全粒パンの消費量が上がると大腸がんの発症リスクは0.32倍に下がることがわかった。ちょっと日ごろに気に掛けるとよいかもしれない。

文献情報

Abu Mweis SS et al. Food groups and the risk of colorectal cancer: results from a Jordanian case-control study.Eur J Cancer Prev. 2014 Nov 20. [Epub ahead of print]

Eur J Cancer Prev. 2015 Jul;24(4):313-20. doi: 10.1097/CEJ.0000000000000089. Research Support, Non-U.S. Gov’t