地中海食で子宮内膜がんが半減以下にも

地中海食を構成する主な9種類の食品を積極的に取っていると、女性では子宮内膜がんがほぼ半減するようだ。

地中海食とがんの関係を調査

イタリアの研究グループが、がん分野の国際誌であるブリティッシュ・ジャーナル・オブ・キャンサー誌2015年5月号で報告した。がんのリスクを下げるには、禁煙、健康的な水準の体重維持、活動性を保つ、健康的な食事、アルコールを減らすなど、ライフスタイルを見直すと良い。研究グループは、子宮内膜がんについて食事の影響を検討するため、5000人以上のイタリア人女性を対象として調査を行った。地中海食を9つの要素に分けて、食事内容を調べた。

肉類とミルクは少ない

地中海食の9つの要素としては、野菜、果物またはナッツ、豆類、シリアル、魚という5つの要素については多く食べていること。飽和脂肪に対して一価不飽和脂肪酸が多いこと。一価不飽和脂肪酸はオレイン酸が代表で、オリーブオイルに豊富な脂肪酸。さらに、肉類とミルクについては食べる量が少ないこと。アルコールは適度であること。地中海食に特徴的な9種類の食品のうち、0〜2種類の食品だけ取っている女性と比べると、6種類〜9種類を取る女性は子宮内膜がんのリスクが57%低くなると分かった。6種類取る人は46%低くなり、5種類では34%低くなっていた。毎日の食事はがんの予防につながる。気を遣いたい。

●訂正(2015/7/15、2015/7/16)・文中、地中海食への取り組み方のところで、比較対照とした地中海食の取り方として0〜2種類の食品、より積極的な取り方として7〜9種類の食品と記載しましたが、正しくはそれぞれ0〜3種類、6〜9種類でした。お詫びして訂正いたします。・文中、地中海食の9つの要素について、一部、ジャガイモを加えているなど記載に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

文献情報

Eating a Mediterranean diet could cut womb cancer risk

Women who eat a Mediterranean diet could cut their risk of womb cancer by more than half.

Filomeno M et al.Mediterranean diet and risk of endometrial cancer: a pooled analysis of three italian case-control studies. Br J Cancer. 2015;112:1816-21.

Br J Cancer. 2015 May 26;112(11):1816-21. doi: 10.1038/bjc.2015.153. Epub 2015 May 12. Meta-Analysis; Research Support, Non-U.S. Gov’t