2016年の最新の癌治療は?

癌の三大療法は「手術療法」「化学(薬物)療法」「放射線療法」です。
これまで「癌治療=手術療法」が中心でしたが、近年では、化学療法や放射線療法の研究が進化したことによって、手術とほぼ同等な効果を得られています。

サイバーナイフ

この治療機器はミサイルの軍事技術を生かした最新機器であり、最新型は巡航ミサイルの誘導システムに採用されている技術を応用しており、全身麻酔や切開・剥離・摘出といった手術操作が一切不要で、長期間かかるとされる回復時間を短縮できます。

サイバーナイフ治療の対象疾患

主に頭頸部がん・脳腫瘍を対象としており、下記のような疾患に用いられます。

脳腫瘍
良性: 脳下垂体腫瘍、聴神経腫瘍、髄膜腫、頭蓋咽頭腫、血管芽腫など
原発性: 悪性神経膠腫など
転移性: 各種転移性脳腫瘍
その他の頭蓋内疾患: 能動静脈奇形
頭頸部がん
鼻・副鼻腔がん(上顎洞がん、篩骨洞がん、前頭洞がん、蝶形骨洞がん、鼻腔がん)
唾液腺がん(耳下腺がん、舌下線がん、顎下線がん)
口腔がん(舌がん、歯肉がん)
咽頭がん(上咽頭がん、中咽頭がん、上咽頭がん)
喉頭がん
頸部食道がん
聴器がん(外耳がん、中耳がん)
転移性脊髄腫瘍: 転移性頸髄腫瘍
原発性肺がん・転移性肺がん
原発性肝がん・転移性肝がん
脊髄動静脈奇形

癌にピンポイントに放射線を照射することができますが、取り扱い施設が限られているため、利用するにあたっては身近ではありません。



ウイルス療法

また、特殊なウイルスを用いて癌治療する「ウイルス療法」もあります。これは、日本で発見されたウイルスを使った抗がん剤で、2018年度を目標に実用化を進め、治験を行っているそうです。

免疫療法

そして第4の癌治療法とも呼ばれているのが「免疫療法」です。この免疫療法は、化学療法のような全身治療の一つとして仲間入りし、癌免疫薬としての評価は比較的高い。主にがんの三大療法の補佐役として活用されています。

免疫療法の難点としては、治療費の問題です。現在、免疫細胞治療は保険適用ではないため、治療費は全額自己負担となってしまいます。臨床試験を進めて科学的エビデンスが蓄積されれば、保険適用の道も今後は開けてくるはずでしょう。