脳腫瘍を転移させない方法

脳腫瘍は発症場所によって、転移する場合としない場合がある。原発性の場合では、脳にリンパ系が存在しないため、他臓器に転移することはほぼない。ただし、脳内での転移の可能性は高い。

一方、転移性は他臓器で発生したがん細胞が脳転移した状態を指し、脳腫瘍全体の約15%が「転移性脳腫瘍」と言われている。特に、脳へ転移しやすいがん種は「肺がん・乳がん・前立腺がん・悪性リンパ腫」などがある。



タイプによってがん細胞の特徴が異なる脳腫瘍

脳腫瘍の治療は、可能な限り腫瘍を取り除くことにある。しかし、転移性脳腫瘍の場合では、抗がん剤はあまり有効ではないため放射線療法が中心となる。また、外科手術・放射線治療、もしくはその2つを併用する場合もあるが、定位放射線手術(サイバーナイフ、ガンマナイフ、ノバリスなど)が採用されるケースもある。

ただ、他臓器が原発のがんであるため、原発巣がどういう状態にあるかによっても治療方針が異なることもあり、治療が非常に困難で再発も多く、一般的に予後不良なのだ。

脳自体が原発である原発性脳腫瘍においては、外科手術が必須だ。しかし、広範囲に悪性細胞が散らばっている場合、放射線療法・抗がん剤治療・免疫療法などを併用することになる。

しかし、タイプによっては進行スピードが速すぎる種類もあり、予後はあまり期待できないケースもあるため、近年、新たな取り組みが行われつつあるのだ。
例えば、悪性黒色腫(メラノーマ)治療薬として承認された「オプジーボ」などがある。