スキルス胃がんの原因は遺伝?

スキルス胃がんはピロリ菌との関連性は無く、不規則な生活、喫煙、飲酒、ストレスなどが主な原因だと考えられている。

また、世界的に見て日本人はスキルス胃がんになりやすいと言われ、最近では、遺伝的要因も示唆されている。

スキルス胃がんの遺伝もあると言われる

事実、親・兄弟・祖父母などに罹患歴がある場合、スキルス胃がんになりやすいと言われている。

最近大きな話題となったのが、東京大学と東京医科歯科大学による、「スキルス胃がん」に対する治療標的候補となる遺伝子を突き止めたという内容だろう。




同研究グループは、東大病院で治療を受けているスキルス胃がん患者の組織から、ゲノムDNAを取り出し調査を行った。
その結果、スキルス胃がん87症例のうち約25%において、細胞の活性時に重要な遺伝子「RHOA遺伝子」に体細胞変異が認められたというのだ。

また、この変異したRHOA遺伝子機能を阻害することによって、がん細胞増殖が大幅に低下することも確認されているという。それにより、将来のスキルス胃がんに有効な分子標的治療薬として活用されることを期待されているのだ。
この研究成果は、5月11日付で「Nature Genetics」オンライン版に発表されている。

上記のように「遺伝的要因」が認められる場合、スキルス胃がんの発症率は非常に高まる。
事実、両親・兄弟を同じがんで亡くしている患者も多いため、スキルス胃がんが進行する前に見つける目的で、内視鏡検査やレントゲン検査などを毎年受けることを勧めたい。