すい臓がんの検査のポイント

すい臓がんはスクリーニング検査が困難であるため、厚生労働省の指定する「がん検診」には含まれていない。

そのため、人間ドック・内科や消化器科などで個人的に受けることになる。その際は、血液検査から行われ必要に応じて画像検査が選択されることが一般的だ。

もし、「すい臓がんかも?」と感じられる症状がある場合は、少しでも早く病院で検査する事が完治への近道だ。

腹痛・黄疸・腰や背中の痛み・食欲不振や食欲低下・体重減少・皮膚のかゆみ・下痢や便秘・吐き気や嘔吐などの症状が繰り返し現れるようになってからでは遅い場合が、いくつもの症例で証明されている。

では、早期発見にはどうすれば良いのか。押さえておくポイントをいくつか把握しておく必要があるだろう。

それは、「血糖値の急上昇を見逃さない」があげられる。
すい臓は血糖値をコントロールするホルモンを分泌しており、すい臓に異常が出ると血糖値を下げるインスリンの分泌量が減り、血糖値が急上昇する。

血糖値の上昇は、暴飲暴食・ストレス・遺伝性の糖尿病などの要因でも起こりうるが、これらに思い当たる節がないのに血糖値が急上昇した場合は、すい臓がんの疑いがある。

健康診断などで「空腹時血糖」「尿糖」「HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)」の数値が、前回よりも急上昇している場合は特に注意が必要だ。

また、アミラーゼと呼ばれるすい臓などから分泌される酵素の基準値や、腹部超音波検査(エコー)で膵嚢胞が発見された際も要注意だと言える。

上記でもあるように、画像検査では腹部エコーが選択されることが多い。もちろん、CTやMRIなども組み合わせて検査されるため、最近では、この組み合わせ検査によってすい臓がん見つかることが多い。

特に、腹部エコーは簡便で非侵襲という理由で、膵病変のスクリーニング検査として有用とされているが、最近では、PET検査もすい臓がんの発見のために選択されるようになっている。