高濃度ビタミンc点滴の効果と副作用

高濃度ビタミンCは「天然の抗がん剤」として代替医療分野で注目されている免疫療法の一種だ。研究面でもアメリカ国立健康研究所の認可を得て、高濃度ビタミンC点滴療法について臨床研究が予定され、韓国では白血病に対する臨床がスタートしている。

しかし、抗がん剤効果が期待でき副作用が少ない高濃度ビタミンC点滴療法だが、それ単独での治療よりも、病院治療はもちろん他の治療法と併用した方が良い場合も多い。

高濃度ビタミンC点滴の効果は?

高濃度ビタミンC点滴療法は、抗がん剤効果を目的とした場合に血中濃度を高くする必要がある。そのため、静脈投与で直接ビタミンcを点滴することが最も効果的だと言える。

静脈から投与することで体内で強力な抗酸化作用を発揮し、正常細胞が中和できる無害な過酸化水素を発生させる。一方、がん細胞は過酸化水素を分解することができないため、ダメージを受けて縮小・消滅するというが、あくまで治療においての補助目的として用いられている。

また、食事やサプリメントで経口摂取できるビタミンcでは、すぐに尿で排出されてしまうため、血中濃度を高く保つには限界があるので、こちらも補助目的で用いられている。

高濃度ビタミンC点滴の費用

気になる費用だが、高濃度ビタミンC点滴療法は健康保険を利用できないため自費となる。医療機関によって設定費用は幅広く、50g/回のビタミンC点滴療法で約20,000円が平均だと言われている。

< がんに対するビタミンCの主な作用 >
● 細胞のがん化を抗酸化作用によって防ぐ
● 免疫向上により白血球やマクロファージなどの働きを改善
● 胃がん・肝臓がんの原因と言われる「ニトロソアミン」の生成抑制
● 抗がん作用を有するインターフェロン生成を促進
● 副腎に作用しアドレナリンの分泌促進・抗ストレスビタミン機能

< がんに対するビタミンCの主な副作用 >
● ほとんど副作用はなし。軽微なものとして、利尿作用により口が乾きやすくなる。
● ビタミンC過剰摂取により尿管結石になる可能性がある。
● 抗がん剤治療でも見られる腫瘍からの出血が起こる可能性がある。
● ただし、下記の方は避けるべきだろう。
・G6PD欠損症の方には「溶血」を起こす可能性がある
・末期の心不全、腎臓の機能低下、人工透析を行っている方

これまで経口摂取や静脈注射によるビタミンC投与は、術後や補助化学療法として活用されていた。しかし、高濃度ビタミンC点滴療法だけで治療すれば絶対大丈夫だということは言えないのだ。