大腸癌の末期ステージ4の生存率は?

大腸癌の末期ステージ4は、腹膜、肺、肝臓や骨への転移がすでにある状態のことを一般的にいいます。

ステージ4の生存率での標準治療は18.8%ですが、以下にこの18.8%の生存中に入るのでしょうか。転移した各患部の治療は対処療法となりますが、いかに癌の進行速度を下げるかが生存率の向上に関わってきます。

大腸癌のステージの治療方針





大腸癌ではステージ0からステージ4までの5段階で決定され、それによって治療方針が異なります。ステージ0の生存率は94%で、最も軽度で大腸の粘膜の中に癌がとどまっている。ステージ1の生存率は91.6%で、大腸の内壁の筋層までにとどまっています。

ステージ2の生存率は84.8%であり、大腸の内壁の筋層を超えて周囲に広がっている状態です。

ステージ3aの生存率77.7%であり、3個以下のリンパ節に転移している状態です。

ステージ3bの生存率は60%であり、4個以上のリンパ節に転移している状態です。

ステージ4の生存率は18.8%であり、肝臓や肺、腹膜などの離れた臓器に転移している状態です。

以上のことから分かるように、大腸癌はステージ3bより進行したステージ4になることで生存率が大きく減少します。大腸癌から転移しやすい肝臓や肺、腹膜への転移をいかに抑えるか、また転移した癌の進行をいかに食い止めるかが大きな鍵になります。

大腸癌の末期の治療

大腸癌に限らず癌の末期を迎えた場合、西洋医学での治療の手立てがなくなり、治療を求めれば代替医療に頼らざるを得なくなります。もちろん末期以前から、これらの医療をとりいれる人もいますが、末期になり、わらをもつかむ気持ちで代替医療を取り入れる人が多いようです。

がん患者の体内では絶えず炎症が起こっており、この炎症が癌の増殖と関係しており、炎症を抑え悪液質体質からの脱却を目指すことで、生存率を向上させることにも繋がるということです。

炎症反応による悪液質とは、正常細胞にグルコースなどの栄養を与えず、がん細胞が優先的に栄養を取り込むことで、正常細胞が衰えてしまい、がん細胞が強くなる状態を指し、悪液質状態が続くと遂には栄養失調となってしまいますが、多く食事を取ることが良いとは限りません。

そういった状態を踏まえた上で、研究が続けられていた「がんのエサであるグルコースを加工して、がんにとっては栄養のないものにする」という研究成果は、大きく飛躍しつつあります。

加工化したグルコースは、がんにとってはエサと誤認し食べ続けることになりますが、栄養がないため増殖できなくなります。しかし、正常細胞にとっては栄養のあるエサとなっている。これが最大の利点になります。

この「がんはグルコースを率先して取り込む性質」は、がんの精密検査で近年重宝されているPET検査でも、活用されています。

この擬似グルコースを利用した検査法であるPET検査は、グルコースに近い成分を体内に注射しPETで撮影することで、がん細胞が体内のグルコースを呼び寄せる。それによって小さながんを早期に発見できるという仕組みになっています。

近年では、癌とグルコースの関係を利用した副作用の少ない大腸癌の治療や再発転移予防が注目されています。