直腸癌の転移・再発は肝臓と肺に注意

直腸癌は肝臓に転移しやすいといいます。
直腸癌の患者の約11%が肝臓への転移が認められ、そのうち、術後約7%が肝臓の再発がみられると言われています。

仮に、転移した癌も含めて全切除できれば、約40%の人は治る可能性があるため、早めの処置が必要になるでしょう。

肝臓についで、肺への転移も多い





肝臓についで、肺への転移も多く、直腸癌の患者の約2%は肺転移が認められています。そのうち術後の約5%において肺の再発がみられます。

肝転移と同様に、転移が肺のみ、肝臓と肺などの場合においても転移か癌を全切除できれば、約40%の人は治る可能性があるとされています。また、直腸癌において肝臓・肺以外にみられる転移や再発箇所には、腹膜播種、脳転移、 骨転移などがあげられています。

転移や再発を起こした場合には、手術での全切除が可能かどうかを検討する必要があります。

その際には以下の要件を元に、総合的に判断します。

  1. 転移が幾つあるか?
  2. 他に転移している臓器はないか?
  3. 転移巣をすべて切除できるか?
  4. 生活に支障がないだけの臓器が残せるか?
  5. 手術に耐えられるか?

手術困難だった場合には?

万が一、手術困難だと判断された場合、抗がん剤を使った化学療法を用いられます。抗がん剤により、癌の転移や再発を食い止めて『成長させない』ようにし、抑制され小さくなったか癌細胞を、手術により切除する併用治療も行われます。