膀胱癌の症状と原因はこれ

膀胱癌は女性に比べて男性に多く、50歳以降に発症しやすいといわれています。また、その中でも喫煙者は非喫煙者に比べて2〜10倍もの発症率とされています。主な症状としては、血尿、排尿痛、腹痛、むくみがあげられます。

血尿であれば、痛みを伴わないことが特徴で、膀胱癌患者のおよそ70%が血尿から診断されています。





初期症状は膀胱炎と非常に似ていることから、癌だと気づいた時には進行したいたケースもあります。

膀胱癌が進行していると、背中の痛みや腎部痛、発熱といった鈍痛を感じたり、水腎症を患ったりします。そのため、違和感を感じたら泌尿器などの専門医で診てもらうがいいでしょう。

また、膀胱癌は他の癌と異なり、2カ所以上同時に発生することがあります。そのため転移や再発にも注意が必要であり、比較的治療後は良好なケースが多いですが、膀胱を温存して治療をした場合、再発率は90%になると言われています。

また、リンパ節や肺、肝臓、骨に転移しやすいため、進行していると標準治療だけで完治を望むことは非常に厳しいといえます。

膀胱癌のリスク因子

また、精神安定剤・解熱鎮痛薬・抗がん剤などの特定の薬物は、膀胱癌を誘発するともいわれています。

塗装業者や印刷業者の従業員に膀胱癌患者が多い症例が報告されており、原因は、染料に含まれる化学物質(芳香族アミン)が、膀胱癌を発生させると問題になりました。

現在では、化学物質の製造と使用が禁止されていますが、化学物質に触れる機会が多い人は発症率が高いという傾向があります。膀胱癌の発症の可能性を高めるリスク因子には様々なものが挙げられています。リスク因子がないからといって将来がんにならないというわけではありません。

  • 喫煙
  • 石炭からの煤、ゴム、染料、繊維を作るのに用いられる特定物質への長期間暴露
  • ドライクリーニング店、あるいは紙、ロープ、衣類などが作られる場所での長期間作業
  • Aristolichina fangchi(ウマノスズクサ属の中国薬用植物の一種)
  • ヒ素濃度が高い水の長期間飲用
  • ビルハルツ住血吸虫などによる膀胱感染症の病歴
  • 治療用の尿道カテーテルを長期間に渡って使用する
  • 腎臓結石等の病歴を有している
  • 骨盤に作用するような抗がん剤による治療、もしくは放射線照射による治療歴がある
  • 腎臓移植の手術歴がある

上記全てが膀胱がん発症に繋がるとは確定されていませんが、リスク因子として可能性があると言われています。