排卵日を把握する
妊娠の確率は排卵日当日を最大として、3日前から徐々に高くなり排卵1日後までが可能性が高いという。そのため妊娠の確率を高めるには、できるだけ排卵日を正確に予測することが大切だ。
排卵は規則正しく月経がある場合、月経の開始から2週間ほど低温期が続きそのあと次の月経までの2週間ほど「高温期」が続くその低温期と高温期の分かれ目の前後にある。
基礎体温を計測することで排卵日を知ることができるのはそのためだ。
しかし、月経周期が不規則な場合など基礎体温の動きが安定しないことが多く、基礎体温だけで排卵日を予測するのはなかな大変だ。
そこで排卵日に見られる特有の身体症状なども予測の参考に活用されている方も多いという。
排卵日に見られる症状
排卵日に見られる体調には、個人差はあるが下記のようなものが多い。
・月経1週間前から胸や脇の下が張る。
・排卵出血がある。(月経周期2週間前)
・食欲が増す
・下痢ぎみになる
・腰痛、頭痛がある
・眠気、イライラ、吐き気などの体調不良
このように一口に排卵日の症状といっても様々でどの症状があるかは個人差があり、全く症状をともなわない場合も多く、あくまで補助として活用が限界だ。
そこで大切になるのが、「なぜ排卵日が不規則になっているのか」を知ることだ。
より妊娠しやすいカラダにするために
排卵日のタイミングポイントを押さえて、妊娠確率をあげることは、妊娠・出産において大切なことだ。
しかし、それだけでは「より妊娠しやすいカラダ」に繋げるには役不足だ。もちろん、妊娠の基礎である排卵日のタイミングやホルモン分泌の促進なども大切ではある。
だが、根本的な部分である「卵子」「精子」の質の向上=妊娠力のアップが最も重要なのだ。そのためには、規則正しい生活が欠かせない。
生活習慣・食事などの改善
夜更かしや添加物だらけの食事、運動不足、喫煙、アルコール、ストレスが当たり前になっている人は、少しずつ生活を変えていこう。
寝る時間を一時間早めたり、自炊の回数を週に1、2回増やしたりするだけでも効果はある。
精子や卵子の質の向上
卵子と精子にはその機能を十分に発揮させるための細胞器官が備わっている。それは「ミトコンドリア」と呼ばれるエネルギー製造装置のような器官だ。
しかし、このミトコンドリアは体に良くない生活を続けていると徐々にその数は減少し、必要なエネルギーを作り出すことができなくなってしまう。
そして、卵子と精子の妊娠するための機能が正常に働かなくなるのだ。では、いかにして妊娠するための機能を保たせるのか。
ミトコンドリアの活性化
卵子や精子のエネルギー製造装置の役割を担っている「ミトコンドリア」を元気にさせることが一番の近道だ。
方法としては、早寝早起きなどの規則正しい生活、栄養バランスのとれた食事、適度な運動などがあげられる。
だが、より卵子や精子の質を上げたいのであれば、日常生活の改善の他にも、ミトコンドリアの不足したエネルギーを補給するための「イースタティックミネラル」を含む成分を摂ることをおすすめする。