初期胚のグレードとは
受精卵は、2分割→4分割→8分割と分裂し、約5日目に「胚盤胞」と呼ばれる着床直前の状態になる。初期胚は、受精後2~3日目の状態を呼ぶ。
また、グレード数が小さいほど質が良く、グレード4の受精卵より、グレード1の受精卵の方が良い受精卵ということになる。
胚盤胞のグレードとは
近年、培養液の開発が進み、初期胚を「胚盤胞」の状態まで培養が出来るようになった。
そのため、胚盤胞まで育った質の良い胚を移植することが可能なため、着床率がより高くなり、移植個数を抑えることも可能なため、多胎妊娠を防ぐことにも繋がる。
また、初期胚移植と胚盤胞を組み合わせた「二段階胚移植法」があり、この方法は反復不成功例にも有用だ。
初期胚とは逆に、胚盤胞の場合は、グレード数が大きいほど質が良く、グレード1の胚盤胞より、グレード4の胚盤胞の方が質のよい受精卵になる。
胚盤胞のグレードの基準は、成長スピードが目安になる。そのため、同じ期間内により成長している方が、より質が良い卵になる。
これらの状態を、A~Cの3段階に分けてグレードを決定する。グレードの良いものほど妊娠率は上がる。
質の良い卵子を得るためには
女性は卵子の老化、男性は精子の老化に気をつける必要がある。
近年では、不妊治療も進歩し、様々な方法がある。また、漢方薬やサプリメントも出ている。
そのため、何が自分に合っていて、何を基準に選ぶべきなのか、全く分からないという状況にも陥ってしまうこともある。
その場合、3つのポイントがあるので、それを把握しておくと選びやすい。
1:女性ホルモン・男性ホルモンの分泌を促進する働きを持つものを選ぶ
ホルモンの活性に働きかける「ジオスゲニン」、効率的なホルモンの分泌を促す「アグリゴン型イソフラボン」
3:血行不良を改善する
血流改善と自律神経を安定させる「アグリゴン型イソフラボン」
上記3つのポイントを押さえて、サプリメントなどを選び、ホルモン環境・卵子と精子の老化を改善させ、より妊娠力を底上げすることが、高齢妊娠・出産において大切なことだ。