仕事を頑張っていたり、結婚する年齢が遅かったりして、初めての妊娠に臨むのが30代以降になるというカップルは少なくない。しかし、生殖機能は年齢とともに衰えるので、いざ子供を……と思ってもなかなか妊娠できないケースも多いのだ。
自分でできる「妊活」
避妊をしているわけでもないのに2年以上妊娠しない時は、不妊の可能性がある。病院で治療を受けるとともに、自分でできる「妊活」を始めよう。
規則正しい生活を送る
夜更かしや運動不足、添加物の多い食事といった乱れた生活を続けていると、活性酸素が大量発生して細胞がサビついたり、ホルモンバランスが崩れたりして不妊になりやすくなる。
男性では、精子の数や運動量に影響することも。
また、血流が悪くなって体が冷えると卵巣や子宮の機能低下にもつながるので、できるだけ規則正しい生活を送るようにしよう。
ストレスをためないようにする
適度なストレスは脳の活性化に役立つが、過剰なストレスは自律神経の乱れを招き、ホルモンバランスが崩れて不妊になる。一日の終わりに好きな音楽を聴いたり、思いっきり好きなことをしたりしてストレスを発散しよう。
無理なダイエットはしない
食事を抜いたり、食べた物を吐いたりするダイエットをしていると、脳の下垂体から出されるホルモン分泌のための信号が弱くなり、生理不順を引き起こす。ひどい場合は月経が止まってそのまま閉経を迎えてしまうこともあるので、あまり無理なダイエットはやめておいたほうが無難だ。
少々時間がかかることを覚悟して、栄養バランスとカロリーを計算した食事や、適度な運動をして健康的に痩せよう。
当たり前の生活
これらの「人として当たり前の生活」を続けることにより、狂ってしまった体の機能が正常に戻り、赤ちゃんを迎える準備が整いやすくなる。
また、男性なら精子、女性なら卵子の働きに影響を与える根本である「ミトコンドリア」を活発化させる成分をサプリメントで補うのも良いだろう。
以上、忙しい現代人にはなかなか難しいことかもしれないが、できる範囲で工夫してみよう。