乳がんの発症率を上げない女性ホルモンを増やすサプリ

乳がんとは

乳がんは、乳房にある乳腺にできる悪性腫瘍である。乳がんを発症した初期段階では、痛みや身体の不調などほとんどみられないが、乳房、わきの下にしこりができたり、乳頭付近にただれができるなど、自分で気づくこともある。

生涯に乳がんを患う日本人女性は、14人に1人ともいわれており、厚生労働省の人口動態統計によると、2013年の乳がんによる女性の死亡数は、13,000人に至っている。

乳がんは他のがんとは異なり、年齢が高まるとともに増えるものではなく、30代から多くなり40〜50代がもっとも多い傾向にある。

遺伝子の病

乳がんは、他のがん同様に遺伝子の病で、細胞の遺伝子異常によって発生する事がわかっている。乳がん発生・増殖には、女性ホルモンのひとつエストロゲンが大きなはたらきをしている。

食物で摂取できるエストロゲンと似たはたらきを持つ成分は、多くの人がご存じであろう「大豆イソフラボン」である。

大豆イソフラボンは、豆腐や納豆に含まれる成分であり、大豆製品を豊富に摂取する人は、がんの発生が少ないことが疫学的に証明されており、大豆のがん予防効果についてはさまざまな研究がなされている。

イソフラボンの摂取

一説には、健康な人が大豆イソフラボンを摂取すると、体内のエストロゲンと拮抗して、エストロゲンを抑える作用をする。

すなわち、乳がんの発症に大きく関与するエストロゲンのはたらきを弱め、予防効果があるというわけだ。

一方、大豆イソフラボンには、エストロゲン様のはたらきもある。更年期後でエストロゲンが少ない人や男性が摂った場合、大豆イソフラボンはエストロゲン作用を発揮する。

このように、大豆イソフラボンには、体内のエストロゲン量によって、まったく逆のはたらきを持つことがわかっている。

乳がんの発症率を上げないサプリとして挙げるとすれば、大豆イソフラボンを含んだサプリを挙げることができる。

しかし、現時点ではまだ研究中でありさまざまな議論がなされている状態であるので、普段の食生活から大豆イソフラボンを摂取して、足りない分はサプリメントで摂るなど、過剰な摂取はさけた方が良い。