妊活中の葉酸とヘム鉄の正しい取り方

妊娠を望んでいる女性が気を付けなければならないことはいろいろあるが、冷え性と貧血には特に注意が必要だ。

貧血は体内のヘモグロビンの量が不足することによって起こるものだが、これは無理なダイエットや偏食などが原因で栄養が足りていない状態であり、不妊を訴える女性のほとんどが潜在性鉄欠乏性貧血を抱えているという。

ヘモグロビンは肺から取り入れた酸素を血液に乗って体中に運ぶ役割を担っているので、不足するとこの働きが弱くなり、体の末端にじゅうぶんな量の血液が届かず体が冷えてしまう。

そうなると、今度はホルモンバランスが狂って卵巣の機能が低下してしまい、結果的に妊娠しにくい体質になってしまうというわけだ。

妊娠しやすい状態へ改善するには

この状態を改善するのに役立つのが、葉酸とヘム鉄。

鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の二種類があるのだが、このうちヘム鉄のほうが非ヘム鉄に比べて5~6倍ほど吸収率が高い。サプリメントを選ぶなら、必ず「ヘム鉄」と表示されているものを選ぼう。

そして、ヘム鉄と一緒に摂るのが望ましいとされているのが「葉酸」。鉄分から赤血球を作り出すのは単体では難しく、葉酸がサポートすることで初めてスムーズな生産が可能となる。この2つの栄養素を1つに合体させたサプリメントの種類が多いのはこのためだ。

さらに、葉酸と同じく赤血球を作り出すサポートの役目を果たすビタミンB12と銅も一緒に摂れば、貧血を改善できる可能性はより高くなるだろう。

摂取時の注意点

注意してほしいのが過剰摂取だ。鉄分はあまり摂り過ぎると吐き気・下痢などをもよおす他、体内に余分な鉄分が蓄積して肝機能障害や糖尿病、血液疾患などを引き起こす可能性がある。

もっとも、ヘム鉄はヘムオキシゲナーゼという酵素の働きによって吸収量が調整されるため、鉄むき出しの非ヘム鉄に比べればそれほど心配しすぎることはないだろう。

しかし、妊活に良い成分全てを効率よく摂取したいところではあるが、全てを満足に摂取することはなかなか大変だ。
また、不必要な成分を余分に摂取することになったり、過剰摂取の不安もある。

一つの成分だけにこだわるのもよいが、こういった製品を活用して必要な成分を体にも財布にも負担なく、バランスよく摂取するのも一つの方法ではないだろうか。

夫婦一緒に、日々の食生活・生活習慣を整え、ストレスを溜めないようにし、自分自身でも妊娠しやすい身体作りを心がけていくようにしよう。