精液検査(精子検査)について詳しく知る

精液検査とは

精液検査(精子検査)は、男性不妊症の診断・治療において最も基本となる検査である。

採取方法は、
・クリニックの精液採取室にて自身で採取する
・クリニックから渡された容器に、自宅にて自身で採取する
・自宅で簡単に検査が出来る市販の精液検査キットの活用

上記の3方法がある。

精液検査 WHO基準

また、ほとんどのクリニックでWHOが定めた数値を採用している。

精液量    :1.5ml以上
pH値     :7.2以上
精子濃度   :1ml中に1,500万個以上
総精子数   :3,900万個以上
精子運動率  :32%以上
精子正常形態率:15%以上
精子生存率  :58%以上
白血球数   :1ml中に100万個以下

精液検査キットの活用

各キットにより、使用方法は変わってくるため確認は必要だ。下記の内容は、あくまで目安になる。

使い方

・2〜7日禁欲。
・サンプルとなる精液をカップに採取し、指定時間まで放置。
・専用のキットでサンプルを吸い上げ、専用ボトルの中に入れる。
・フタをして振り、サンプルと液剤を混ぜて指定時間まで放置。
・フタを開け、サンプル液を試験容器に垂らし、指定時間まで待ち、確認する。
・WHOの基準を元に「陽性」であれば2本線。
「陰性」の場合は1本のみとなる。または、マス目内にいる精子の数によって判断する。

*郵送して検査するタイプなど、種類は様々なため、口コミや価格などを比較して検討して購入してみてはどうだろうか。
*精液検査は、その日の体調や精神によって左右されることが多いので、1回だけの検査で判断せず、1〜3ヶ月に2回くらいのペースで数回検査し、総合的に判断しよう。

費用

安くて2,500円〜の製品もあり、高くて10,000円を越える商品もある。
それぞれ特性や使用方法も異なるので、内容を見比べて購入されることをおすすめする。

購入方法

インターネットから通販で購入可能だ。
「自分の方にもしかして問題が有るのか?」「忙しくて病院に行く暇がない」「病院へ行くのが恥ずかしい」そんな方々にお勧めだ。

検査結果について

この検査で「陰性」が現れた場合、病院での検査を受けることをおすすめる。また、「陽性」であっても、特に避妊もしていないのに妊娠しない場合も、夫婦で検査を受けるようにしよう。

また、精子量が少ない場合でも、妊娠させることは不可能ではないのだ。今ある精子の「質が良い」ものであれば、妊娠させる可能性が高くなるからだ。

では、少ない精子でも、妊娠させる可能性をあげるためにはどうすべきか?

精子の質を上げるためには

精子には、日頃の生活習慣などの改善が必要だ。もちろん、不妊治療を行っている方も治療を成功させるために、治療と平行して心がけるべき内容だ。

熱を避ける

まず、熱に弱い精子を守るため、膝の上にノートパソコンを置いて仕事をしたり、熱がこもりやすいブリーフを穿いたりするのをやめよう。

喫煙・飲酒を避ける

喫煙やアルコールも精子の状態に影響するので、妊娠が成功するまでは控えたほうが無難である。

ミトコンドリアの活性化

いろいろな方法が考えられるが、まずミトコンドリアの状態に注目してみよう。ミトコンドリアは精巣機能を活性化させる力を持っている。

しかし、不規則な生活が続いたり、過剰にストレスがたまっていたりすると徐々に数が失われ、元気の良い精子を作るだけのエネルギーが出せなくなってしまうのだ。

ミトコンドリアは、早寝早起き・栄養バランスのとれた食事・適度な運動によって活性化される。筋肉の中にはミトコンドリアが多く存在するので、トレーニングをすると良いだろう。

それによりミトコンドリアは蘇り、精子へのエネルギー配給もスムーズになり、より質の良い精子が作られ、妊娠力のアップへ繋がるのだ。

また、精子の中片部に存在しているミトコンドリアが元気になれば泳ぐスピードも上がるので、妊娠が成立する可能性も高くなる。