不妊原因、男性ホルモンは多い方が良いの?

「男性ホルモン」は、男性だけではなく女性の体内にも存在している。
分泌量が多いと体毛が濃くなったり、性格が攻撃的になったりするといわれているが、実は不妊の原因にもなるので注意が必要である。

男性ホルモンが多すぎる女性の場合

通常、卵胞の中で育った卵子は、ある時期を迎えると精子との受精に向けて準備を始める。つまり、複数育った中の一つだけがさらに成熟し、排卵されるわけだ。

しかし、男性ホルモンが多すぎる女性の場合はこうはいかない。一つだけではなく、他の卵も先を争って成熟しようと頑張るので、結局どの卵もちゃんと成熟卵になることができず、排卵障害へとつながってしまう。

このような場合は、病院で男性ホルモンの分泌を抑える治療をする他、女性ホルモンを増やす努力をしてみると良い。

規則正しい生活をすること、ストレスをためないようにすることなどに気を付け、ホルモンバランスを整えよう。また、部屋の内装や持ち物などをピンク色にすることも、女性ホルモンの分泌量を増やすのに役立つ。

男性ホルモンが少なすぎる男性の場合

一方、男性の場合は逆に、男性ホルモンの分泌量低下が不妊を招く。

男性の性欲には男性ホルモンが密接に関わっており、分泌量の減る30代になると次第に性欲も薄れてくる。しかし、男性ホルモンは精子を作る精巣の機能にも影響を与えるので、分泌量が足らないと精子の数や運動量が減ったり、奇形の精子になってしまったりするのだ。

男性ホルモンの分泌量を増やすには「男らしい生活」を送ることが大切。筋肉を鍛える、きれいな女性を見て興奮する、仕事を頑張るなどといった生活を続けていると、分泌量はどんどん増えるので試してみてほしい。

もちろん、十分な睡眠、栄養バランスのとれた食事も必要不可欠だ。補助的に男性ホルモンにはたらきかけるサプリメントをとってみるのもいいだろう。

注目されているホルモンバランスを整える成分

近年、女性ホルモン・男性ホルモンを活性化させる成分が注目されている。それは、「ジオスゲニン」と「アグリコン型イソフラボン」だ。

ジオスゲニン

山芋から取れる成分で、ホルモン環境を整えることができる。ホルモンバランスの調整や改善に使用されている医薬成分DHEAの代替成分として注目されている。

・女性への作用

卵胞の成熟から排卵・着床まで様々なはたらきをする女性ホルモン・エストラジオールの活性。さらに、着床環境の生育に欠かせない黄体ホルモン(プロゲステロン)の活性に働きかける。

・男性への作用

精子の形成や興奮作用のある、神経伝達物質・ドーパミンの増加に必要な男性ホルモン・テストステロンの活性に働きかける。

アグリコン型イソフラボン

イソフラボンは、主に大豆の胚芽に含まれるフラボノイドの一種だ。ジオスゲニンと同じように女性ホルモンや男性ホルモンに深い関わりを持つ。

また、「アグリコン型」は、糖がすでに外れている状態のため、腸内細菌のはたらきに左右されず、効率よく吸収が可能だ。それにより、女性ホルモン・男性ホルモンの機能をスムーズにしてくれる。

・女性への作用

卵巣ホルモンとも言われるエストロゲンに似た分子構造を持ち、子宮内膜の厚み保持、排卵のタイミングを調整する働きを持つ。

・男性への作用

血管を拡張し血流を促進させる。さらに自律神経を安定させる働きを持つ。