潰瘍性大腸炎やクローン病について調べていると似たような症状が出てくるため、違いがわからなくなる人も少なくないのではないでしょうか。
クローン病と潰瘍性大腸炎を比較して確認してみましょう。
クローン病 | 潰瘍性大腸炎 | |
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発症年齢 | 10〜20代の若年層に多い | 30歳以下の成人や50歳代でも発症がみられる |
症状 | 原因不明の体重減少 腹痛 発熱 下痢 |
下血 粘血便 血性下痢 |
炎症部位 | 口腔から肛門部などの消化管。 主に回腸末端と結腸が好発部位。 |
主に大腸に炎症がみられる。 |
診断基準 |
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確定的な診断には検査が必要
主な違いとしては原因不明の体重減少や、発熱、下痢などで、下血や血便は潰瘍性大腸炎の症状に当てはまりますが、確定的な診断は血液検査、糞便検査、消化管のX線造影検査、内視鏡検査が必要です。
少しでも早い治療が望ましいため、身体に不調を感じた場合はすぐに医師に相談しましょう。