潰瘍性大腸炎、食べていいもの悪いもの

症状が出ていない緩解期は、無茶な暴飲暴食をしないように気を付けていればあまり厳しく食事制限をする必要はないと言われています。

 

しかし、再熱期は体内で炎症を起こしている状態ですので、摂取するものにも細かく気を配る必要があります。

ですが、制限をし過ぎるとかえってストレスになってしまい、腸へ悪い影響を及ぼしてしまう恐れがあるので精神的な安定・体調を見ながらの食事療法を行いましょう。

潰瘍性大腸炎の食事

基本的には、刺激のある食品や肉、不溶性の食物繊維等は控え、
低脂肪・高タンパク・高カロリーを心がけた食事を摂る事が重要です

成分 作用 食材
脂質 質の悪い脂肪は、病状を悪化させる原因になります。
質の良い脂肪の摂取を心がけましょう。
動物性脂肪はあまり良くありません。
リノレン酸(n-3系脂肪酸)
× リノール酸(n-6系脂肪酸)
タンパク質 傷ついた腸壁の炎症を抑える働きがあります。 高タンパク質が好ましい。
n-3系脂肪酸を多く含む青魚、卵、豆腐、鶏のささ身
カロリー 症状が出ている時は、体が炎症を治そうと働きを起こすので、多くのエネルギーを消費します。
それを補うためには高カロリーを摂取する必要があります。
ご飯、うどん、パン、ビスケット、クラッカー、砂糖
ペクチン
(水溶性繊維質)
腸のエネルギーとなる短鎖脂肪酸を産生し、腸粘膜を修復するという効果が期待されます。 りんご、バナナ、桃
不溶性の食物繊維 不溶性の食物繊維は腸管を刺激し炎症悪化の原因となるため摂取量を控えた方が良いでしょう。 レンコン、たけのこ、ごぼう、豆、海藻、きのこ類
刺激物 体内の炎症に刺激を与えてしまうので、避ける必要があります。 香辛料、とうがらし、お酒、炭酸飲料水

 

重要なのは自分自身の体を理解すること

主治医の先生の指導方法によって食事制限の内容はかわってくると思います。
この食材は絶対に摂ってはいけない!という先生もいれば、特に食事制限の指導をしない先生もいらっしゃいます。

 

食事制限をするにあたっては、自分に合う食材・合わない食材を分かっておくことが大切です。

 

一概に、この食材の摂取はNG・OKというものがないため、いかに自分自身の体を理解するか。
自分自身で体調と相談をしながら、食べられる食事と避けた方が良い食事を分けていくという方法が良いでしょう。

 

例えば、症状が落ち着いている緩解期にスナック菓子を半袋ほど食べてみる。

体調に変化が見られないようならば、時々はスナック菓子を食べても大丈夫だと判断する、逆に体調が悪化してしまった場合にはスナック菓子の摂取は控えるようにするというような判断方法で少しずつ自分に合った食材を知っていくのです。

 

これによって、食べられるものの幅が広がり食事に対するストレスの緩和に繋がります。